就活・転職エージェントからの電話が「しつこい」と感じたとき|理由と、角を立てずに減らす伝え方
更新日:
登録したら、知らない番号から何度も電話がかかってくる。授業中や仕事中で出られないうちに、着信がたまっていく。
このページでは、そんなときに「なぜそうなるのか」と「どう伝えれば減らせるのか」を、例文つきでまとめました。
先に結論を書くと、電話が多いのは、あなたの対応が悪いからではありません。多くはエージェントの仕事の進め方から来ています。そして、連絡の方法や時間帯は、あなたの側から希望を伝えることができます。
エージェントから電話が多いのは、なぜ?
ここでいう「エージェント」は、人材紹介会社のことです。就職を考えている人向けは「就活エージェント」、転職を考えている人向けは「転職エージェント」と呼ばれることが多いですが、しくみは同じです。
電話が多くなりやすい理由は、主に4つあります。
1. 最初の面談をしないと、何も始められない
エージェントは、あなたの希望や経験を聞いてから、合いそうな求人を探します。つまり、最初の面談(電話やオンラインで話すことが多い)をしないと、求人の紹介を始められません。 そのため、登録した直後は、面談の日程を決めるための電話が集中しやすくなります。
2. 求人には、締め切りや募集の枠がある
求人は、ほかの応募者で枠が埋まると締め切られることがあります。面接の日程調整も、企業側の都合で急に決まることがあります。 メールより電話のほうが早く伝わるので、急ぎの連絡ほど電話になりやすい、という事情があります。
3. 連絡が途切れると、進めようがない
人材紹介会社の多くは、紹介した人の採用が決まったときに、採用した企業から報酬を受け取るしくみで運営されています(求職者は、原則として無料です)。 あなたと連絡が取れないと、紹介も選考の手伝いも進められません。電話が続くのは、「連絡がつかないまま終わってしまう」のを避けたい、という面もあります。
4. 一度の登録で、複数の会社に情報が届くサービスもある
登録したサービスによっては、一度の入力で、複数の人材紹介会社に連絡先が届くしくみになっていることがあります。その場合、登録した覚えのない社名から電話が来ることがあります。 どの会社に情報が届くのかは、登録するときの同意の画面や、そのサービスの「個人情報の取り扱い」に書かれています。
電話が多くなりやすい4つの理由
どの理由も、あなたを困らせようとしているわけではありません。ただ、電話が多くて困っているなら、それを伝えてかまいません。
電話に出なくても大丈夫?
電話に出る義務はありません。出られなかったこと自体が問題になることは少ないです。ただ、選考が進んでいる途中は、面接の日程などの連絡が入ることがあるので、折り返しかメールで早めに返しておくと安心です。
ただ、何も返さないまま無視を続けると、エージェント側からは「まだ連絡がついていない人」に見えます。止めてほしいという気持ちも伝わらないので、かえって電話が続くことがあります。 一度だけ、メールか折り返しで希望を伝えるほうが、結果として早く静かになりやすいです。
知らない番号に出るのが不安なとき
- 番号を検索して、どこの会社かを確かめてから折り返す
- 留守番電話やSMSの内容を見てから決める
- 登録した会社のサイトに載っている代表番号と見比べる
着信拒否はしてもいい?
できます。ただし、着信拒否をすると、面接の日程変更のような大事な連絡も届かなくなります。 選考が進んでいる途中なら、着信拒否より先に、次の章の伝え方で「連絡はメールで」とお願いするほうが安心です。もう利用しないと決めているなら、やめる旨を伝えてから着信拒否にすると、行き違いが起きにくくなります。
電話を減らす伝え方(例文つき)
伝えるときのコツは3つです。
- 理由は短くてかまいません。 丁寧に説明しなくても伝わります
- 嘘はつかないほうが、あとで楽です。 「もう決まった」と言って、また使いたくなったときに気まずくなることがあります
- 希望をはっきり書きます。 「メールで」「平日の◯時以降」「◯月まで休止」のように、相手がそのまま動ける形にします
メールでも、電話で話すときでも使えます。
伝えられる希望は、主に4つ
例文1:連絡はメールにしてほしい
いつもご連絡ありがとうございます。 授業(仕事)の関係で日中は電話に出られないことが多いため、今後のご連絡はメールでいただけますでしょうか。 面談の日程も、メールで候補日をいただければ、こちらから返信いたします。 よろしくお願いいたします。
例文2:電話に出られる時間を決めたい
ご連絡ありがとうございます。 電話に出られるのは、平日の◯時から◯時の間です。それ以外の時間は出られないことが多いので、この時間帯にお願いできますと助かります。 急ぎのご用件は、メールでいただければ確認いたします。
例文3:しばらく活動を止めたい
いつもお世話になっております。 しばらく学業(仕事)に集中したいため、◯月末まで就職(転職)活動をお休みすることにしました。 それまでの間、ご連絡は控えていただけますでしょうか。再開するときは、こちらからご連絡いたします。
例文4:もう利用しない
これまでご連絡いただき、ありがとうございました。 検討した結果、今後は御社のサービスを利用しないことにいたしました。 以後のご連絡は不要です。あわせて、登録した情報の削除の手続きを教えていただけますでしょうか。
例文5:登録した覚えのない会社から電話が来たとき
お電話ありがとうございます。 御社に直接登録した覚えがないのですが、どちらで私の連絡先をお知りになりましたか。 (確認したうえで)今後のご連絡は不要ですので、控えていただけますでしょうか。
例文5のように、どこで連絡先を知ったのかを聞いておくと、次に同じことが起きたときに、どのサービスへの登録から広がったのかを知る手がかりになります。
断るときの伝え方は、面談・紹介された求人・選考の途中など、場面ごとに エージェントの断り方(例文つき) にまとめています。
それでも減らないときは
担当者を変えてもらう
担当者とのやりとりが合わないだけなら、担当者を変えてもらう方法もあります。会社のお問い合わせ窓口に「担当者を変えていただきたい」と伝えれば、受け付けている会社が多いです。
窓口に、文章で送る
電話で伝えても変わらないときは、会社のお問い合わせフォームやメールで、文章にして送ります。いつ、何をお願いしたかが残るので、行き違いが起きにくくなります。
登録した情報の削除をお願いする
もう使わないなら、退会と、登録した情報の削除をお願いできます。手続きの窓口や方法は、その会社の「個人情報の取り扱い(プライバシーポリシー)」に書かれています。
許可のある会社かどうか確かめる
人材紹介の仕事をするには、国(厚生労働大臣)の許可が必要です。許可のある会社かどうかは、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で、会社名や許可番号から確かめられます。 人材紹介会社とのやりとりで困ったときは、都道府県労働局の、職業紹介事業を担当する部署(需給調整事業の担当)に相談できます。
次に登録するときに、確かめておくこと
電話が多くて困った経験は、次にどこへ登録するかを決めるときの手がかりになります。登録する前に、次の4つを見ておくと安心です。
- 登録すると、どの会社に連絡先が届くのか。 1社だけか、複数の会社か。同意の画面と「個人情報の取り扱い」に書いてあります
- 連絡の方法や時間帯を、こちらから指定できるか。 登録画面に希望を書く欄があるか、面談の最初に伝えられるか
- やめたいときの手続きが分かるか。 退会や情報の削除の方法が、サイトに書いてあるか
- 話を聞く会社を、自分で選べるか。 自分で選んだ会社からの連絡なら、「誰からの電話か分からない」ということが起きにくくなります
エージェントそのものの選び方は、転職エージェント・就活エージェントの選び方 にまとめています。登録したあとの流れを先に知っておきたい方は、エージェントに登録したら、どうなる? もどうぞ。
まとめ
- 電話が多いのは、最初の面談や選考の日程調整を急ぎたい、というエージェントの事情から来ていることが多い
- 電話に出る義務はないが、無視を続けるより、一度だけ希望を伝えるほうが早く静かになりやすい
- 「連絡はメールで」「この時間帯に」「◯月まで休止」「もう利用しない」は、短い文面で伝えられる
- 減らないときは、担当者の変更、文章での依頼、情報の削除の依頼。困ったときは都道府県労働局に相談できる
- 次に登録するときは、「どの会社に連絡先が届くか」と「自分で選べるか」を見ておく
のびキャリでは、一覧を見て、話を聞いてみたい人材紹介会社を、同時に3社まで自分で選べます。
連絡が来るのは、あなたが選んだ会社だけです。
合わなかったときは、入力し直さずに別の会社を選び直せます。
話を聞いてみたい会社を選ぶ出典・参考
- 厚生労働省「人材サービス総合サイト」(職業紹介事業者の許可の確認) https://jinzai.hellowork.mhlw.go.jp/
- 職業安定法 第32条の3 第2項(有料職業紹介事業者は、原則として求職者から手数料を取ってはならない)e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000141
- 東京労働局「ご相談の内容から窓口をさがす」(職業紹介事業に関する相談は、労働局の需給調整事業の担当部署) https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/madoguchi_annai/gosoudan_naiyou_madoguchi.html
書いた人:のびキャリ編集部(運営:株式会社Growth Design。特定募集情報等提供事業者として厚生労働大臣に届出。2026年9月12日提出)
